土佐旅行
- Keiji Takemura
- 1 日前
- 読了時間: 4分
2月25日は妻の誕生日です。
そこで23日の天皇誕生日を利用して、高知県高知市の日帰り旅行をしてきました。
私たちの住む四国中央市は、その名の通り四国の中央部。
愛媛県ですが、香川県、徳島県、高知県の3県と県境を接する唯一の町で、四国を貫く高速道路も四国中央市を起点としています。
そのため4県の県庁所在地全てに一時間以内に行けるという便利さがあります。
よく行くのは松山か高松ですが、今日は高知市へ。
目的地は3か所に絞りました。
1.高知城
2.鰹のたたきの名店「明神丸」&ひろめ市場
3.温泉
朝の10時に出発すると、午前11時前には高知市内に入ることができます。
それからまずは少し早い昼食で「明神丸」へ。
店先に設置型のメニューがあり、メインの鰹のたたき定食は塩、タレ、塩とタレの混合の3種類あります。
切り身の数で値段が変わりますが、私たちは混合の8切れ1500円を注文しました。
早い時間帯だったので待つこともなく席に案内されます。
出てきた定食の鰹のたたきは、切り身の厚さが1㎝くらいあり、一切れでも結構なボリュームがあります。
まずは塩からいただきます。
口に含むと、藁焼きの焦げた香ばしい香りと濃縮された肉厚の鰹のうまみが口に広がります。
少し遅れて塩が効いて、とても美味しいです。
私は刺身などの生ものの臭みや、ぐにゅりとした歯ごたえが苦手なのですが、高知の鰹のたたきはそういった苦手ポイントがありません。
柚子絞りで酸味を利かせたり、大葉やワサビなどの味変が舌を楽しませてくれます。
タレはポン酢だと思いますが、高知県特産の生姜などの薬味もあればよかったなと思いました。
しかしお値段以上の満足度でした。
私はお酒は飲まないのですが、酒のメニューもすごいボリュームで、お酒をたしなむ人にはもっと楽しめる料理になることは間違いないでしょう。
高知県の宴会文化として有名な「皿鉢料理」は、豊富な海産物、農産物と太平洋育ちの漁師たちの大酒飲みが合わさった豪快な食文化でもあります。
お腹を満たした後はすぐそばにある高知城を見学しました。
下町のどこからでも見える高台にある威風堂々とした高知城は、青空に映えて見ごたえがあります。
つづら折りの階段を上り、本丸に着くと意外とコンパクトな天守です。
入口で天守と歴史博物館の入場料がセットになった券を購入しました。
高知は豊臣秀吉の家臣であった山内一豊が、関ケ原の戦いで徳川方に付き、その後拝領された領地です。
山内一豊はその妻の内助の功でも有名ですが、一般的に「かずとよ」と読み習わされている名は「かつとよ」と読むらしいです。(歴史博物館ではかつとよで統一されていました)
鰹のたたきはこの一豊の時代に始まったものです。
というのも、生魚で食中毒が頻発するのを案じた一豊が生食を禁止したところ、漁師たちが「焼き魚」として外側をあぶっただけの鰹でごまかしていたのが現在の形になったのです。
偶然の産物が今や高知の食文化を代表する一品になるとは、何が功を奏するかわかりませんね。
城内は華美に傾かず、欄間もシンプルで武家らしい武骨さが目立ちます。
戦準備の忍び返しや石落とし、廻縁(まわりえん)、隠し銃眼など砦としての機能も備えています。
しかしこの城は一度大火でなくなっており、25年をかけて再建されたそうです。
風通しの良い天守からは、四方をめぐって高知市内を見渡せます。
追手門の向かいにある歴史博物館では、山内家に伝わる文化財の実物が展示されています。
うさ耳を模した兎耳形兜(うさぎみみなりのかぶと)やホタテ貝のような板屋貝形兜(いたやがいなりのかぶと)シルクハットのような笠子形兜(かさこなりのかぶと)などユニークな形の兜が多数展示されていますし、レプリカをかぶって記念撮影もできます。
歴代藩主の紹介がなされていましたが、一貫して財政難であったことは意外でした。
大火、地震、飢饉、長宗我部の残党一揆、世継ぎ難など常に問題に頭を悩ませていたようです。
城から数分のところには高知市の商店街があり、その途中に「ひろめ市場」と呼ばれる飲食店のショッピングモールがあります。建物のフロアが迷路状になり、たくさんの飲食店や惣菜屋、海鮮屋がひしめいています。
通路にはテーブルとベンチが置かれ、店で買ったものをその場で食べることができます。
薄暗い店内は常に夜のような喧噪があり、真昼間でもおおっぴらに酒を飲んでいい場所として認知されています。
私たちは母への土産として「土佐巻き」(鰹のたたきの巻きずし)や焼き鯖寿司などを購入しました。
他にも鶏の土佐ジローの唐揚げや名物いも天などがお安く手に入ります。
農業県の面目躍如といったところです。
その後、市内から高速道路までの経路にある「土佐望月温泉 姫若子の湯」で疲れた足を休めて帰ってきました。
約半日の日帰り旅行でしたが、とても充実した一日となりました「とさ」。
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